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青年の生の声運動から見る不安と葛藤
19日、「いまの暮らしと政治について。新自由主義を乗り越えるための青年の生の声」運動の中間報告会がありました。
これまでに全国から114人分の聞き取りが行われています。

この運動では、
➀いまの暮らし向きについて、
②政治について思っていること、言いたいこと、
③日本の格差と貧困について感じたり思ったりすること、
④その他
の4つについて、対面または電話で青年に聞き取りをしています。

報告さでは3つの特徴があげられました。

 第1に、多くの青年が心の底から今の暮らしに満足しているとは言えない状態であるということです。
多くの青年が、「いまの生活に満足もしていないし、不満も抱いていない」「自分よえいも給料が低い人がいるから自分はましな方」
という形で「不満はない」と答えたり、「多忙でお金を使う時間がないからお金には困っていない」と条件つきで「困っていない」と答えたり、グラデーションがあります。
 ところが、寄せられた声を客観的にみると、新自由主義の中で青年全体の生活実態が深刻になっていることが見えてきます。
給料は多くの青年が手取りが少ない実態がありました。雇用形態においては「多様な働き方」というのは消して労働者の都合ではなく企業の都合によって進められていることが浮き彫りになっています。正規でも正規以外でも、それぞれの困難さが横たわっています。

 第2に、多くの青年が日本には格差と貧困があり、それは解決するべき問題だと考えていることです。
新自由主義のもとで長らく格差と貧困そのものが覆い隠され、問題になったとしても「自己責任論」で片付けられていたこの数十年間の日本の状況を考えれば、劇的な変化が青年の中に起きています。
 この変化の背景には、コロナ前から指摘されつつあった格差と貧困の問題が、コロナ危機によって一層「個人には乗り越えられない問題」として浸透したこと、その広がりを後押ししたのが、民青が青年として共同して進めてきた食料支援活動や学費値下げなどの運動であったことが聞き取りから見えてきました。多くの人が「格差と貧困」の問題であげていたのは、大学の学費、子どもの貧困、生理の貧困や食料支援活動でした。

 第3に、すべての青年が新しい社会への展望を強く求めているということです。
政治に期待できなくて投票には行かなかった、与党も嫌だけど野党にも期待できない、などの声もたくさんあり、一見後ろ向きにみえるかもしれません。しかし、これらの声は、「本当は政治や社会が変わってほしい」という思いの裏返しである、と掴むことが大事です。
では、なぜ「社会が変わって欲しい」という思いが率直に語られないのか。それは展望が持てないからです。
 何か問題が見えたときに、それを社会を変える方向で解決するのではなく、個人の努力で事態をなんとか打開する方向へと青年を動かしてきたのがこれまでの日本社会でした。
 しかし、今青年の中で葛藤が生まれ、「社会を変えたい」という思いが強まっていることを聞き取りから感じました。
今民青同盟に求められているのは、目の前の青年の「社会を変えたい」前向きな思いに光を当て、励まして7いくことではないでしょうか。要求が見えたら、要求を実現するための次の運動につなげていくこと、そこに青年もどんどん巻き込んでいくことが、青年に展望を伝えていく力になると思います。
 また、気候危機打開、ジェンダー平等の社会の実現、ロシアによるウクライナ侵略反対など、激動の情勢の中での青年の関心も幅広くなっており、求める社会変革とは単に一つの問題にとどまらず、社会の在り方そのものに関わるものだと言うことができます。


 社会のありかたそのものにこれまで以上に目を向け、なんとかしたいと考えている青年に、新しい社会への展望という大きな展望を示すことが、かつてなく求められています。
 この取り組みは5月末までです。一層広げていくことが、今年7月の参院選で政治を変えていくうえでも大きな力になります。
共に力をあわせてこの運動を広げ、新自由主義を乗り越えた政治を実現しましょう。


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