民新タイム(2018年5月28日付)

(3面) 街で聞いた ---- 人権侵害の強制不妊手術

 強制不妊手術とは、旧優生保護法(1948~96年)の下で、知的障害や精神疾患などを理由に、都道府県審査会による審査を経て、本人の同意を得ずに強制された手術のことです。同法は本人の意思がなくても不妊手術を認めていました。「基本的人権」(憲法13条)を否定し、人間に優劣をつける優生思想の下、国による人権侵害が続いてきました。

 治療を強制された被害者への謝罪と補償を求める国内外からの批判に、国は「当時は合法的に行われた手術で、謝罪・補償は必要ない」といっています。今年1月末、当時10代で強制手術された宮城県の女性が、全国で初めて、国を相手に謝罪と補償を求めて、仙台地裁に国家賠償請求訴訟を起こしました。 5月には、東京・宮城・北海道の男女3人が、「個人の尊厳」などを保障する憲法に反するとして、国に総額8千万円の損害賠償を求めて地方裁判所に集団提訴しました。

 旧優生保護法は96年、優生思想に基づく差別的条項が削除され、母体保護法に改められました。しかし、子どもを産み、育てる権利を奪われ家族にも言えない苦しみや、健康被害を訴える被害者の傷はいまも残っています。

街頭取材での青年の意見
・「国が国民に優劣をつけて、不妊手術を強制していたことに怒りが湧く。法律が最近まで残っていたと知り、過去の出来事じゃな  いと思った」
・「被害者が何年も無視されてきたことは悲しい。国は二度と優生思想に基づいた政策を取らないでほしい」
・「障害のある人は国のために必要ないという発想は、社会に差別や分断を生むと思う。誰も排除しない社会をつくってほしい」
・「子どもを産むかどうかを決めるのは個人の自由。国が強制的に不妊手術をするのは明らかな人権侵害」


(6.7面) 高校生のページ ---- 校則おかしくない?

校則を細かく決め、それに従わない生徒を厳しく指導する高校が増えています。生徒の自主性や権利を否定する「ブラック校則」も広がりを見せています。

置き勉のチェックが厳しい→以前の担任は、置き勉を5回すると反省文を書かせていた。体育のジャージに教科書などを包んで隠す生徒もいて、男女関係なく全員のジャージを調べる先生もいた。気持ち悪いと思う。

別れさせられて処分→高校では恋愛禁止。先生に付き合っていることが知られると別れさせられ、停学処分に。校内では手をつなぐのもダメ。恋愛禁止はおかしいと思う。

スマホで連絡とれない→校内ではスマホの使用が禁止されている。担任が朝のホームルームで集め、帰りのホームルームで返す。昼休みに友達と連絡が取れないから不便。自分の所有物を他人に預けるのは納得できない。

学校に入れてもらえない→登校すると校門前で身だしなみのチェックがある。先生が約20人いて、ネクタイやスカート丈を細かく見られる。ネクタイを忘れると家まで取りに帰らされる。遅刻の場合は罰として、「もう遅刻しません」とノートに書かされる。毎朝ストレスを感じる。

基本的人権や個人の尊重といった憲法に基づき、個性や意見が尊重される指導が求められています。その中で、生徒自身が主体的に考え、行動する力を身に付け、社会で活躍できるような教育が必要です。

人権を侵害する校則や指導を促した要因の一つに、政府が進める"ゼロトレランス(寛容度ゼロ)方式"があり、生徒の取った行動に対して、個人の背景や事情に合わせた指導ではなく機械的な指導をします。

 ブラック校則が社会問題になるなか、NPO有志が「ブラック校則をなくそう!プロジェクト」を立ち上げました。プロジェクトではブラック校則の見直しへの賛同を呼びかけていて、3万人以上からネット署名が寄せられています。
 
 基本的尊重や個人の尊重といった、憲法に基づき、一人ひとりの個性や意見が尊重される指導が求められています。その中で、生徒自身が自主的に考え、行動する力を身に付け、社会で活躍できるような教育が必要です。



書いた人:R.Y

コメント

Secret

プロフィール

 

Author: 
民青同盟山口県委員会

〒754-0002
山口県山口市小郡下郷373-1
Mail:ine-no-senritsu@live.jp
Twitter@ymgc_minsei1341

カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
最新コメント
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR