民青新聞紹介~教員座談会

子どもに向き合い寄り添いたい~教員座談会

現在多忙を極め疲弊する教育現場がさらに追い詰められる中、若手教員がどんな苦労ややりがいを持っているのか交流しました。
・浅野さん(仮名)(教員歴5年目28歳。県立中学校で技術家庭科を担当)
・藤井さん(仮名)(教員歴4年目26歳。県立小学校で4年生担任)
・笹本育子さん(全日本教職員組合中央執行委員)

--教員をやっていて良かったことは?
藤井「授業で『わかった』『これ楽しい!』って言っている姿を見ると一番やりがいを感じます。あと行事の練習で子どもたち同士が声をかけあう姿です。大人があれこれ言わず互いに励まし合って挑戦する過程が大切な時間だったと思います。」

浅野「『何か作る間にどれだけ努力してがんばったのかが大事だよ』といつも言ってます。どんなものができようが、できたと達成感を味わっている子どもの顔を見るとやりがいを感じます。あとは、保護者とのつながり。親と教員がぶつかり合いながらもこの子には何が必要なのかを考えられる関係性をつくっていきました。」

--教員の働き方が問題になっていますが実態は?
藤井「コロナウイルスの対応に追われましたが、会議や出張が減っていて、やらなくてもいい仕事いっぱいあったねと言っています。もともと必要性がわからない仕事もありましたが、やらなくても業務に支障が出ないので」

浅野「この間卒業式を簡略化してやりましたが、しばらく登校できなかった卒業生は式の前に30分練習するだけでちゃんと本番もできました。練習時間はいらないと思ったし、その時間で子どもと向き合う時間もつくれるのではと、働き方を見なおす機会になっています。


--教員の長時間労働や多忙化の解決として安倍政権が持ち出したのが「1年単位の変形労働時間制」。夏休みをまとめてとれることを口実に授業がある時期の労働時間を長く設定できるようにするものです。

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浅野「どうせ帰れないという教員の働き方へのあきらめにつけ込まれたと思います。仕事量を減らさないと。仕事が終わらない中で夏休みを取る人なんていないと思います。トラブルなど突発的な対応もあります。年休の取得率が上がった面が強調されて、忙しい実態は変わらない。」

藤井「時間のやりくりだけでごまかそうとしていることに問題を感じます。時間管理が先行して、意識の問題にされそうです。」

笹本「これまで皆同じ退勤時間という建前で会議の時間を決めたりして、協力して仕事をしてきたけど同僚性も崩れますよね。残業が当たり前の中で子育て中の先生は、私だけ残業できないと後ろめたさを抱えているけど、それがもっとひどくなっていく。

--忙しさの背景には何がありますか?
笹本「1つは、学習指導要領の押しつけによって、授業時間が増えてきたことです。教員数は変わらないため忙しくさせられています。1日5,6時間の授業は子どもたちも疲れますよね。精一杯の制度設計です。また、数字で成果を測る教員評価制度が90年代の後半くらいから始まったのも大きいです。教員の成果を学力テストの点数で評価されるし、県によっては給与に反映されます。子どもたちは多様な個性や発達を尊重されない状況に追い込まれています」

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--なぜ組合で活動していますか?
藤井「組合は何でも反対のイメージがありましたが、教員のことを大切に思う姿や働き方について市の教育委員会と交渉する姿をみて印象が変わりました。個人のモヤモヤした気持ちを共感し合って助け合える場所だと感じます。建設的に議論する中で、どうにかしたいと思い”せんせい ふやそうキャンペーン署名”を集めています。」

浅野「権利について学びたいと思ったのがきっかけです。職場では会議終了後に『この会議無駄じゃない?』と陰で言うのを聞くので本音で語れない職場になっています。だから、納得できないことや間違ったことをはっきり言うようにしています。学習や議論の経験があるからできると思います。先生と増やさないと無理と思っている人は組合員より絶対多くいると思います。署名に協力してもらい、一緒に活動する人を増やしていきたいです。」

みんしん記事紹介【3月号】

3月2日付 ”行政がゲーム時間を規定?”

2019年WHOがゲーム障害を新たな依存症に認定し、国際的にもネットやゲームへの依存が問題になる中、香川県議会では未成年者へのインターネットやゲームへの依存を防ごうと、今年2月の条例制定を目指しています。一方で議論の不十分さや、疑問の声も上がっています。

★条例案の主なポイント
高校生以下の子ども(18歳未満)が対象
◆1日の使用時間の上限 60分 土日祝日・長期休暇:90分
◆使用時間帯 中学生以下:午後9時まで  高校生:午後10時まで

・保護者はこれらを基準に家庭内のルールを作り、子どもに守らせるよう努める
※罰則規定は設けず、実質的な強制力はもたない
・保護者は子どもをネット・ゲーム依存症から守る第一義的責任を有する
・学校は家庭でのルール作りの必要性に対する

★街で青年に聞いた声
「時間は各家庭でどうするか決めるものだと思うし、県が条例を作って規制するのは現実的ではない」
「自分が親だったら一定の目安があると子どもに言いやすい面があるかもしれない。ネットをみることは現実逃避の場になっているからそれを依存症対策といって条例にするのは違う気がする」
「親がいないところではいくらでもできる。依存は子どもだけの問題じゃないと思う」
「限られた時間になると課金が増えそう」

日本共産党香川県議会議員の秋山時貞さんの意見です。
「今回の条例案に県議団としては反対の立場です。2つ問題点があると思います。第一義的責任を保護者に課している点、時間制限について行政が家庭や個人の領域にここまで踏み込んでいいのかという点です。
行政は家庭でのルール作りをサポートしていくことに力をかけるべきで、条例が家庭に自己責任を押し付けるものではあってはいけないと思います。
依存症についての具体的な研究はこれからという段階です。子どもや学生の声を聞きながら性急に決めることはせず、丁寧に議論していくことが大事だと思います。」



3月16日付 ”一万人プロジェクト中間報告会”
昨年9月末からアンケート調査を行ってきた一万人の実態告発プロジェクトは、全国で青年の働き方や生活実態を告発し、青年の命と尊厳を守る政治を実現することを目的としています。
9つの項目の中で、最も回答が多かったのが、「将来が不安」(45%)「給料が安い」(42%)でした。
報告会では、全労連、VoiceUpJapan、首都圏学生ユニオン、首都圏青年ユニオンからも発言がありました。最低賃金が低く健康で文化的な生活が送れないこと、ブラックバイトの背景に高学費と奨学金のローン化があること、就活セクハラで多くの学生が苦しんでいることなど、それぞれの立場から実態が語られました。

アンケートで寄せられた声を一部紹介します。
「5万は給料が上がってほしい。何かモノが欲しいとかではなく、安心が欲しい」
「看護師。夜勤だと長時間で疲れる。最後の方は集中力が切れてミスをしてしまいそう。体調を崩したりしそうで不安。」
「正社員で月12万、一人暮らしできない。歩合制の仕事。奨学金を240万円返済しないといけない。」
「働き方改革ということでいろいろとやられているが、実質的な業務量が減らないかぎり解決になっていない。教員の数を増やさないと解決は不可能」
「女性新入社員は出勤したら全員の机を拭き、一日三回決まった時間にお茶を入れる。納得していないが、誰も声を上げないので仕方なくやっている」
「夫の奨学金返済で苦労していて、返済猶予中。子どもに出費がかさむため、自分は病院に行かないようにしている」

小山委員長は青年の命と健康、尊厳がかかったたたかいだと強調し、「総選挙に向けて、野党が力を合わせて政権を取りにいくことが課題になっている」と訴えました。「野党が旗印を明確に掲げてたたかえば、将来に不安を抱えながら何とかしたい願いを持つ青年が大きく動くことは間違いない。プロジェクトが果たす役割はますます大きい。」と話しました。


約1000のアンケートで様々な実態や要求が寄せられているいるのでこれを1万人集めきれば大きな力になると報告会に参加して感じました。県の同盟員からは、「同世代がやっていることで不安や要求に共感できるし、展望も伝えられる」「自分自身の生活や働き方の要求から社会や政治について考えるきっかけをつくりたい」と意欲が出されました。同盟員のつながりや街頭で山口でも青年の声を集めたいです。

↓しんぶん赤旗に記事が掲載されました
民青が「働き方」告発中間報告会

高校生Actionでメッセージを集めています

民青では、いま高校生Action~To NY 2020~というプロジェクトに取り組んでいます。
高校生の中に核兵器廃絶の輪をつくり、高校生の声で日本政府に核兵器禁止条約の批准を迫ることが目的です。

高校生同盟員に班会の中で民新記事を読み合わせながら、メッセージと署名を呼びかけました。
真剣に考えてく自分の言葉で思いをつづってくれました。
「戦争や核兵器による被害から目をそらさずにちゃんと知って考える人が増えてほしい。今は平和に感じていても、今後どうなるかは私たちの意識次第。まずは、核兵器をなくすことから、自分にできることからやっていきたい」
「過去に核兵器によって多くの命が奪われたことを忘れてはいけないし、未来奪われることを望んでいない。核兵器を廃絶し、平和な世界を!」
「戦争によって巻き込まれるのは国民。武力ではなく話し合いで平和的な解決をしてほしい」


また、駅前や門前でもシールアンケートを使って対話をしました。
「Q核兵器をなくしたいですか?」「Q核兵器禁止条約に批准をしていない日本政府をどう思いますか?」の2つを質問。

「なくしたい。日本政府の姿勢は良くないと思う」
「抑止になっている面もあると思うから保有している国があってもいいと思う」
「なくしたいけど実現するかなぁ....」
などの意見がありました。
核兵器をなくしたいという気持ちはあるものの、日本政府はどう行動するべきかはわからないという意見も複数ありました。
国が判断することだから解決は難しいのではと考える高校生に、あなた自身はどう思うか?を考えてもらうことが大切だと思いました。

あわせてヒバクシャ国際署名と平和の思い届けるメッセージも呼びかけ、5人の高校生がメッセージを書いてくれています。
「世界平和が続きますように」
「核兵器による被爆者は今後0になるよう努めていってほしいです」
「すべての人が平和の大切さを知る」
「誰も核兵器におびえることなく性格ができたらいいと思う」
「生命や地球を壊す核兵器はなくすべき」

高校生の中にも核兵器をなくしたいという思いがあることが掴めました。条約について、世界の動き、どうやって実現するのかの道筋を示してあげることが必要だと感じています。

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↑友達と一緒に考えてくれた高校生

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↑この日はとても寒かったですが約30人が足を止めてくれました


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↑「どんな条約ですか?」と質問した高校生。メッセージを書いてくれました。


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引き続き取り組んでいきます!

書いた人:R.Y




民青新聞2月3日

☆1.2面 求めるものは新しい「自分」と「社会」
民青は毎年新成人を対象にアンケートを実施しています。今年は全国で708人が回答しました。一部紹介します。


☆回答者内訳: 学生72%、労働者23%、その他1.4%

Qいまの生活で気になる事は何ですか?(複数回答可)
▼学生 就職が心配 26%、学費が高い 19.8%、学業とバイトの両立が大変 16.9%
▼労働者 将来が不安 33.8%、給料が安い 16.5% 労働時間が長い 10.2%

Q政治や社会にのぞむことは何ですか?
働く環境を整えてほしい 22.3% 
誰もが安心して暮らせる社会にしてほしい 19.5% 
教育を受ける権利を保障してほしい 14.2%

Q安倍政権についてどう思いますか?
支持する 10.7% どちらかといえば支持する 46.6%
どちらかといえば支持しない 22.6%
支持しない 7.8%

Q安倍政権に代わる新しい政府「野党連合政権」に期待しますか?
期待している   46.4%
期待していない 40.9%

Q社会を変えようと行動することについてどう思いますか?
良いと思う 59.3%
どちらかといえば良いと思う 29.9%
どちらかといえば良いと思わない 3.6%

☆・支持する理由「長いことやっているしそれ以外の選択肢が見えない」「7年も続いているからそれなりにいいんだと思う」
☆・支持しない理由「安倍政権は7年間で何もできていない。安倍政権に対抗してほしくて参院選では野党に入れた」

安倍政権が具体的な政策で支持されているわけではないことが明らかになりました。新成人の模索や願いに応える野党連合政権の展望を広く青年に伝えていくことの重要性が確信になっています。



☆12面 読んだ人の拠り所になる作品を
カールマルクスとフリードリヒエンゲルスの幼少時代から、出会い、共産党宣言が誕生するまでを描いたマンガ「マルクス&エンゲルス」で作画を担当した丸川楠美さんに創作への思いを聞きました。

丸川さんは小さい頃から絵を描くことが好きでした。母親も祖母とアトリエ教室を開いていました。絵を描いてお金を稼ぐ職業に就きたいと思ったときに頭に浮かんだのが漫画家でした。高校は美術系の学校に進学し、彫刻コースを選びました。「ここでしかできないことは何かと考えたときに彫刻だと思いました。キャラクターを立体的に考えて想像して描いたり、脳内で3Dのように物を動かすのが得意だったので。」
高校生の時に雑誌に投稿したマンガで賞を取りデビューしました。「今までは好きなように作っていたけど、今度は読者がいる。担当さんはどういうことを読者に伝えたいかなど、漫画家としての考え方を指摘してくれた」と言います。

「マルクス&エンゲルス」で初めて外国人の顔を描いたという丸川さん。「スマホで”ドイツ人 イケメン”で検索しました(笑)目や鼻、骨格などを模写しながら2人の写真と見比べて描いていきました。」学習もすごくできたと振り返ります。「シナリオだけでは描ききれない部分も理解しないといけない。図書館で調べてマルクスの考えを深く知れました。1巻でライン新聞に検閲が入り、発行禁止になりそうな時に、マルクスが「俺は書くぞ」「民衆が立ち上がる手がかりを」というシーンがある。そういう読者がハッとなるようなシーンを入れたいと思っています」

来年20歳になる丸川さん。「10代のうちに色んな経験をして吸収して、人間としての成長もしたい。旅行して色んな物を見て食べて、アイデアを。作品を作るためにもいろんな感情に触れていきたい」


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「マルクス&エンゲルス」は2巻完結。楽しんで読むことができました。マルクス・エンゲルスの生い立ちだけでなく、彼らを取り巻く人々も描かれています。文献を描いた人のイメージがあれば読むのも楽しくなりそうですね。

書いた人:R.Y



みんせいニュース2020No.1を発行しました

みんせいニュース2020No1
プロフィール

 

Author: 
民青同盟山口県委員会

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山口県山口市小郡下郷373-1
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